隊員の食育を念頭に空自が“地産地消”レシピ開発
皆さんこんにちわ!
自衛隊好き・カレー好き・ミリタリーファッション大好きな『BB マーケット』の店長、『三ノ瀬れもん』です。
私が暮らす広島県呉市には海上自衛隊の呉基地があります。そして海上自衛隊といえば、食いしん坊界隈では旧海軍時代の伝統を受け継ぐ「海自カレー」ですよね!! でも、そんな海自の伝統あるごちそうに真正面からスプーンならぬフォークを突き刺した勢力があるのです。挑むは航空自衛隊、その名も「空自空(から)あげ」。私『れもん』がフルスロットルにてご紹介します!
揚げたのは、海自へのライバル心か。「空(から)上げ」がミリメシの新代表格に?!
知名度の高い海上自衛隊発祥の「海自カレー」に対抗するべく、航空自衛隊が考案したのが新定番「空自空(そら)上げ」です。もともとは航空自衛隊における食育の一環だったみたいですが、海自のような組織に根付いた料理がなく、17年度に「普及5カ年計画」が策定されたそうです。井筒俊司・第36代航空幕僚長は「空上げは非常にポテンシャル(潜在力)がある料理。認知度は海自カレーが100とすると、200くらいまで伸ばしたい」と策定時に息巻かれていたとか。実際、PRキャラクター「からっと隊長」も各種イベントに搭乗(登場)させるなど、空(そら)上げのアピールに余念はありません。
受けて立つ海自側は当初こそ「うちのカレー以上にスパイスが利いたものを期待している」(海上幕僚監部広報室)と大人の対応ぶりでしたが、最近は山村浩・第34代海上幕僚長がホームページに「温かく見守るべきか思案している」とのコメントを載せるなど、もはや「空上げ」は無視できない存在へと舞い上がりつつある模様。一方、空と海の争いに陸上自衛隊は「各駐屯地にいる管理栄養士が、地元食材を使った『地産地消』の様々な名物料理を考案している。唐揚げやカレーなど、一つのメニューだけでは勝負しない」(陸上幕僚監部広報室)と静観されている模様。
とはいえ、空上げ。空自ホームページに「航空自衛隊の各基地の給食で提供される鶏の唐揚げを、航空自衛隊全体でより上を目指すとする意味を込めて「空上げ(からあげ)」と呼称しており各基地で特色ある空上げがあります」とあるように、方面基地ごとに魅力的なメニューが続々と羽ばたき始めています。どれも美味しそうなので、ぜひ『れもん』とともに召し上がっていただければ、『BBマーケット』のスタッフ一同、気分はアゲアゲでございますー。