護衛艦「いずも」と「かが」の軽空母化
今日も、三ノ瀬れもんが海上自衛隊の活動を紹介するから読んでみてね♪
ウチの今回の注目はこれ!
令和3年12月24日に2022年度防衛予算案を閣議決定し、護衛艦「いずも」と「かが」が軽空母化に近づくことになるようです。
目次
護衛艦「いずも」と「かが」の軽空母化とは
護衛艦「いずも」と「かが」はそれぞれいずも型護衛艦の1番艦と2番艦です。いずも型護衛艦はヘリコプター搭載護衛艦となっており、SH-60K哨戒ヘリコプターやMCH-101輸送・救難ヘリコプターなどを搭載しています。
いずも型護衛艦をヘリコプター搭載護衛艦から、F-35B戦闘機も搭載できるように改修が行われます。
第1次改修は、令和2年において護衛艦「いずも」の飛行甲板をF-35B発着を可能にするための最小限の改修が行われました。また令和3年10月3日に護衛艦「いずも」の飛行甲板においてアメリカ海兵隊のF-35B戦闘機の発着艦試験も行われています。
第2次改修では、令和6年3月末から、艦首側の飛行甲板の拡幅やF-35Bを運用することになるための艦内区画整備も行われる予定です。護衛艦「かが」も当初は第1次改修の際に、合わせて飛行甲板の拡幅や艦内区画整備などを含めた改修を行う予定でしたが、実運用した上で内容を確定するため、令和8年3月末まで延期となりました。
なぜいずも型護衛艦が選ばれたのか
ヘリコプター搭載護衛艦であれば、ひゅうが型護衛艦、また外観上よく似たおおすみ型輸送艦があります。しかしいずも型護衛艦が軽空母化に選ばれています。なぜいずも型護衛艦が選ばれたのかを考えてみます。
ひゅうが型護衛艦の場合、外観は似ていますが、全長が短く飛行甲板も狭くなる点、艦船の大きさを表す基準排水量も小さいため、軽空母化には向いていないといえます。
おおすみ型輸送艦の場合、ひゅうが型護衛艦よりも全長が短く、基準排水量も小さいです。また輸送艦であるため、航空機運用に特化していない構造でもあります。艦内には、陸上自衛官や戦車などを収容させることは可能ですが、航空機を整備する機能がないため、軽空母化には向いていません。
それらの理由からいずも型護衛艦が軽空母化として選ばれたといえるでしょう。
ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。
いずも型護衛艦が軽空母するとひと際存在感を増しそうだな~
それでは、またお会いしましょう!
また次も紹介していくので読んでくれよぉ~