大分県竹田市における山林火災にかかる災害派遣
今日も、三ノ瀬れもんが海上自衛隊の活動を紹介するから読んでみてね♪
ウチの今回の注目はこれ!
大分県竹田市において山林火災が発生し、陸上自衛隊第4師団に要請がありました。
目次
大分県竹田市の山林火災
令和4年3月16日に大分県竹田市おいて山林火災が発生し、消防による消火活動を実施しても鎮火に至りませんでした。そこで3月17日に大分県知事から福岡県福岡駐屯地の陸上自衛隊第4師団長に、空中消火を行ってもらうために災害派遣を要請します。
大分県別府駐屯地より陸上自衛隊第41普通科連隊から、UH-1を3機派遣し、航空偵察や映像の伝送などを行います。また連絡員として大分県湯布院駐屯地より陸上自衛隊西部方面特科隊から竹田市消防本部に2名、大分県別府駐屯地より陸上自衛隊第41普通科連隊から、大分県庁に2名を派遣しました。
熊本県高遊原分屯地より陸上自衛隊西部方面航空隊からCH-47を2機派遣し、消火活動を実施します。翌日18日の午前中には鎮火して活動が終了しました。
CH-47について
今回大分県竹田市の山林火災において空中消火を行ったCH-47は、アメリカのボーイング・バートル社で開発された大型輸送用ヘリコプターです。
CH-47は古く、1956年に開発が始まり、1962年にアメリカ陸軍が採用します。1965年のベトナム戦争において大量に投入され、そこで機体の優秀さが世界に証明されることになりました。現在でもさまざまな改良を受けて多くの国々で使用されています。
日本の導入は1986年からで、CH-47Dの日本向けとしてCH-47Jを川崎重工業がライセンス生産しました。陸上自衛隊では2020年3月末時点で53機を保有しており、日本向けCH-47Jの他、川崎重工業で改良したCH-47JAがあります。
航空自衛隊においては2020年3月末時点で15機保有しており、CH-47Jはすでに廃止となり、JA型に準じて改良されたCH-47J(LR)のみを保有しています。
日本においては、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本大地震などの大規模災害において被災者救援活動で活躍しました。今回のような山林火災の消化活動や、過去には福島第一原子力発電所事故で、使用済み核燃料プールの水位が低下していたところに陸上自衛隊のCH-47を投入し、消火バケットを使って放水を行いました。
ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。
それでは、またお会いしましょう!
また次も紹介していくので読んでくれよぉ~