「テッパチ!」に登場した災害派遣要請とは？

今日は、三ノ瀬れもんがフジテレビ「水曜日22時」に放送中の「テッパチ!」に出てくる自衛隊用語を紹介するから読んでみてね♪

ウチの今回の注目はこれ！

「テッパチ!」において災害派遣要請があり、俳優久保田悠来氏が演じる大木隆之の班が災害派遣活動を行うことがありました。本記事では、陸上自衛隊の災害派遣要請について紹介します。

陸上自衛隊の災害派遣

陸上自衛隊は、国内の地震や風水害、火山噴火、雪害といった自然災害や、海難事故、航空機事故などの人命救助、山などの遭難者救出などの災害派遣を任務の1つとしています。災害が発生した際に、市区町村長から都道府県知事や海上保安庁長官、管区海上保安本部長、空港事務所長に対して災害派遣要請の要求が行われ、その後防衛大臣などに対して都道府県知事などから災害派遣要請が入ります。防衛大臣から、災害が発生した地域を管轄する部隊に派遣要請が入り、実際に災害派遣活動を行います。

東日本大震災に伴う災害派遣や、関東・東北豪雨に伴う派遣の他、新型コロナウイルス感染症に伴う検疫支援などの水際対策や、医療支援などの市中感染対応を行いました。自然災害が多い日本にとって、陸上自衛隊の災害派遣は度々起きていることになります。

陸上自衛隊の災害派遣活動

自衛隊の災害派遣活動はさまざまであり、捜索や救助、水防、医療、防疫、給水、人員、物資輸送などを行います。また、海難事故や航空機事故などの救援には、医療施設に恵まれない離島などに救急患者の輸送なども行っています。

ただし、何でもかんでも災害派遣要請が入るわけではなく「公共性」「緊急性」「非代替性」の3つの原則から判断されます。公共性は、公共の秩序を維持する観点、緊急性は、差し迫った必要性があること、そして非代替性は自衛隊の部隊派遣以外に適切な手段の有無です。自衛隊の部隊派遣がなくても市区町村で対応できれば派遣されず、また市区町村では対応できないが都道府県や海上保安庁などで対応が可能であれば、同様に派遣はされません。

つまり、自衛隊の部隊派遣でなければ対処できないような事態を前提としています。なお、起きた災害の事態に照らして「自主派遣」することや、駐屯地や基地近くで起きた災害に対処する「近傍派遣」というものもあります。

ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。

それでは、またお会いしましょう！

また次も紹介していくので読んでくれよぉ～