れもんもビックリ!自衛隊の携行食は2種類ある?
登山や非常食として用いられるよう、フリーズドライのラクレットを「広内エゾリスの谷チーズ社」が発売をスタートしたんじゃけど、自衛隊の携行食にはどんな種類があるんじゃろ?
もしかして、ハードタイプのチーズと言われるラクレットなんかもあったりするのかな。
ここでは、自衛隊で配給されている携行食について紹介していくけんねー
目次
大型乾パンが食べられるのは海自のみ
隊員からは人気が出なかった大型乾パン。実は海上自衛隊でしか、配られていなかったんじゃって。なんでも、「トンカチで割りたくなるほど硬い」と噂が立っているそう。
ぶちすごいよね!
乾パンは小型乾パンもあって、こっちはこんぺい糖付きのリッチバージョン。オレンジ味の水あめまでついて、デザート感覚で味わえるのがメリット。
あなたは赤飯派? それとも鳥飯派?
写真の中央あたりに見えるのは「とり飯」と「赤飯」。白いご飯だけかと思いきやライスの種類も豊富!
災害派遣や演習で隊員は過酷な環境に置かれるので、ご飯だけでも改善しようと努力しているんだ。その証拠として、隊員たちに戦闘糧食(携行食)のアンケートも行なっているそう。
そして、人気を博しているご飯がとり飯!
陳健一が「誰もがおいしいという料理は存在しない」と名言を残したように「赤飯が好き!」という日本人もいれば、「鳥飯が好みかな」とコメントする隊員もおるんよ。
みんなだったら、どっちを食べてみたい?
ウチは鳥飯かな。
それと缶詰の色に注目してほしいんじゃけど、黒っぽい色をしているよね?
これは「オリーブドラブ色」と呼ばれ、廃棄しても草地に紛れる色彩なんよ。
例えば、食事をした形跡が敵に見つかると、残った食べ物の温度や容器の劣化具合で自分の居場所を知らせてしまう結果につながる。
だから、荷物を軽くするためなどの理由で戦地に缶詰を捨てる状況下にあっても、なるべく自らの行動経路を分かりにくくする必要性があるんよ。
「戦闘糧食」一つとっても、緻密に考えられてあるんじゃね!
行動中に便利なII型
下の写真を見ると缶に入っていないのが分かるかな?
一般的にはレトルトパウチとして知られる包装で、自衛隊では「戦闘糧食II型」に分類されているんだ。
ちなみに缶詰は「戦闘糧食I型」。
II型のメリットは派遣先で食べ終わった後も荷物にならない点。当初、I型とII型の両方を使っていた陸上自衛隊は2016年にII型のみを使用する方向で固まったんじゃね。
やっぱり、便利な方がいいんよー
しかもII型はボイルしても、そのまま食べてもOKなので、利便性が高まったんだ。それまでのI型は必ずボイルする必要があったんよー
さらに、カンボジア派遣中に実施された「戦闘糧食コンテスト」でもII型は優勝に輝いたんだ!
便利な上においしいとなったら、II型に一本化するのもうなづけるね。
もちろんこちらもOD色を採用!
目立たない色合いで敵地に上陸したあと、廃棄する状況になっても安心なわけ。