「テッパチ!」に登場する10式戦車とは?
今日は、三ノ瀬れもんがフジテレビ「水曜日22時」に放送中の「テッパチ!」に出てくる自衛隊用語を紹介するから読んでみてね♪
ウチの今回の注目はこれ!
「テッパチ!」は、防衛省全面協力のもとに制作されており、陸上自衛隊で実際に使われている機材や車両などが登場しています。「テッパチ!」の出演者の背景に陸上自衛隊の戦車が映っているものがあります。これは現在の主力戦車である10式戦車です。本記事では、10式戦車について紹介します。
目次
10式戦車とは
10式戦車とは、「ひとまるしきせんしゃ」と呼び、陸上自衛隊が運用する国産戦車です。国産主力戦車には、61式、74式、90式があり10式戦車は4代目となります。10式戦車は防衛省技術研究本部が開発し、三菱重工業が試作や生産を担当しました。
10式戦車の主砲は、日本製鋼所の44口径120mm滑腔砲(軽量高腔圧砲身)を備えており、副武装が12.7mm重機関銃M2(砲塔上面)、74式車載7.62mm機関銃(主砲同軸)となり、90式戦車と同様に自動装填装置を採用しており、乗員は車長・砲手・操縦士の3名です。
全国的な配備や運用するために戦車の車体を小型軽量化しており、重量は約44トンに抑えられています。日本の戦車や戦闘車両では初めてのC4Iシステムを標準装備しています。
平成22年度から調達が始まり、平成23年度になると富士教導団戦車教導隊などから順次部隊に配備されるようになり、陸上自衛隊武器学校や北部方面隊第2師団、第7師団、西部方面隊、西部方面戦車隊に配備されています。
陸上自衛隊のC4Iシステム
陸上自衛隊が運用するC4Iシステムは、指揮統制を目的としており、駐屯地固定型の方面隊指揮システムなどの陸上自衛隊指揮システムと第一線部隊が作戦地域で使用する基幹連隊指揮統制システムなどの戦術級の野外型システムに分かれています。
基幹連隊指揮統制システムは、普通科連隊、戦車連帯指揮統制システムは戦車連隊が使用する戦術レベルのC4Iシステムです。そこに10式戦車が搭載する戦車間によるネットワークで、リアルタイムな指揮統制や情報共有、射撃指揮を可能としています。C4Iシステムを搭載した10式戦車は、「走るコンピューター」の異名があります。
ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。
それでは、またお会いしましょう!
また次も紹介していくので読んでくれよぉ~