知床観光船を発見した掃海艇はどんな艦船?食事はどうしてるの?「すがしま」編

北海道の知床沖で沈没した観光船を発見したのは、掃海艇の「いずしま」。

ソナーで海中を探知し、船影を発見できたんじゃけど、海外ではどんな任務に当たっているのか気になった人もいるはず。

ここでは掃海艇「すがしま」を例に、その役目と艦内の食事も紹介していくよ。

出典 Wikipedia 
https://ja.wikipedia.org/wiki/すがしま型掃海艇

掃海艇の役目って、ナニ?

掃海艇は「機雷の除去」が本来の役目。

内部には高度な情報処理装置がついていて、機械は深度300メートルまで下降できるんよー

さらに最大1200メートルの長距離探知も可能。

「すがしま」の全長が54メートルだから、掃海艇「すがしま」で計算すると22隻分になるよ。

ぶちすごいね。

ほかに機雷探知機と処分具があって、情報処理装置とセットで運用されるのが一般的だよ。

掃海艇「すがしま」はイギリスのサンダウン級がモデル。

実は、それまでの掃海艇は旧式で、1991年のペルシャ湾派遣では役に立たなかったんよー

当時の任務で、海上自衛隊は自らの艦船では、イラク軍の最新ステルス機雷を除去できなかったんだ。さらに欧米の艦船と比べても、自動化と省力化の点で負けていたんだ。

そこで掃海艇「すがしま」の建造案が具体化。

建造する前にはイギリスまで視察に行き、「インバネス」にも乗船。翌年、予算がついて「すがしま」が造られたんよー

大変だったんじゃ。

掃海艇「すがしま」のチキンカレーはサフランライス付き

掃海艇「すがしま」は舞鶴地方隊の第44掃海隊に所属。

そこでは多くの船員が活躍しているんよー

乗員の数だけ食事も必要。

ここでは、「すがしま」で食べられているチキンカレーのレシピを紹介していくよ。

チキンカレーには本格的なサフランライスを使用。

下の写真でわかる通り黄色いご飯じゃ。

食べた経験のある読者もいるんじゃないかな。

チキンは赤ワインでしっかりとアルコール分を飛ばす。

カレーのルーにはニンニクと生姜、そして玉ねぎ、香辛料となるターメリックが使われ、インドさながらの味付けに仕上がっているんよー

ルーにはホールトマトも入っていて、つぶしながら炒めるのがポイント。

さらに蜂蜜も加えて、日本人好みの味にしているんだ。

掃海母艦、掃海艦、掃海艇の違いは?

「掃海艇」の他に「掃海母艦」と「掃海艦」もあるんじゃ。

初めて聞く人は、ちょっと混乱しちゃうよね?

最後に、この3つの艦船の違いについて説明していくよ。

まずは掃海母艦。

母艦と名前がついている通り、とても大きな船なんだ。

例えば、掃海母艦「うらが」は全長141メートル、基準排水量は5650トンもあり、艦隊を編成するのに欠かせない。

さっき紹介した掃海艇との違いは、機雷を海に設置できる点。「うらが」には機雷敷設装置3型が搭載され、飛行甲板までついてるんよー

次は掃海艦。

「やえやま」は全長67メートル、基準排水量1000トンと掃海艇「すがしま」と大きさはあまり変わらない。

単に掃海艇が大きくなった艦船と考えればいいよ。

理由は装備がほぼ同じだから。

「20ミリ機銃」や「レーダー」、「ソナー」、「機雷処分具」があって、海上での役目も掃海艇とほぼ同じだよ。

海域の広さや深さ、現場との位置関係で使い分けるんだね。

最後は掃海艇「すがしま」。

全長は54メートルで基準排水量510トンあるんよー

多銃身機銃やレーダー、ソナー、機雷処分具と機雷除去に必要なものが一通り揃っているよ。

海上での役目は掃海母艦が機雷を設置して、掃海艦と掃海艇が敵の設置した機雷を除去する、そんなイメージで捉えるとわかりやすいよ。

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