余市防備隊の「あっぷるリンゴカレー」は余市産のりんごを使用!
2022年3月24日、青森沖に朝鮮のミサイル「火星17号」が打ち込まれたけれど、日本海側の防衛システムは、どうなっているんだろう?
ここでは余市防備隊の役目と「あっぷるリンゴカレー」について紹介していくよ。
目次
もともとは「対ソ連政策」で設置
1962年、アメリカとソ連(現在のロシア)の冷戦が進み、日本海側に「魚雷艇の基地」を建設する話が持ち上がったんだ。
そして、「余市防備隊」は1971年に結成。北海道余市漁港の最北端に作られたんだ。
札幌市から高速道路を使って、車で60分。
北海道の人口集中地域をカバーし、背後に山がある余市(よいち)は軍港に適していたんよー
ちなみに余市防備隊は青森の「大湊地方隊」の一部で、津軽海峡と北海道周辺を守っているんだ。
主な仕事は、小樽港に入港する艦艇の支援や災害派遣だよ。
余市防備隊にはミサイル艇を配備
北海道を守る余市防備隊には「第一ミサイル艇隊」が所属しているよ。
そのうちの1隻、ミサイル艇「わかたか」の全長は50.1メートル。
横須賀に配備された護衛艦「くまの」の全長が132.5メートルだから、その半分以下のコンパクトサイズなんだ。
ちなみに、かの戦艦大和と同じ東京駅の長さは335メートルあるよ。
ミサイル艇って、思ったより小さいんだね^ – ^
「わかたか」は「艦対艦ミサイル」を装備していて、以前は魚雷艇が担当していた分野だよ。
でも、ある事件がきっかけで、魚雷艇は廃れてしまうんだ。
それが1967年7月に起きた「エイラート事件」。
エジプト海軍のミサイル艇とイスラエルのエイラート号が引き起こした事件だよ。
当時、ミサイル艇は非常に小型でイスラエル軍は、その艦艇を甘く見ていたんだ。
ところが、エジプトのミサイル艇がイスラエルの駆逐艦エイラートを撃破。
世界に衝撃が走ったんだ。
小型のミサイル艇でも、駆逐艦をやっつけられるってね。
余市防備隊にミサイル艇が配備されたのが1993年3月だから、海上自衛隊もその影響を受けたのがわかるよ。
そして、それまで余市防備隊にあった魚雷艇は、1994年に全ていなくなってしまったんだ。
カレーには余市産の甘いリンゴを使用!
最後に余市防備隊の「あっぷるリンゴカレー」を紹介するよ。
使う牛肉は4人前で450グラム。
鶏肉も入れるんよー
さらに、リンゴは余市産の甘〜いリンゴを使っているんだ。
余市の代表的なリンゴといえば、「昴林(こうりん)」。
味わいは甘くてジューシーと定評で、収穫時期は9月下旬から10月下旬だよ。
「早生ふじ」の系統で地元、余市でも生産に力を入れているんだ。
また、料理のコツとして炒めた牛肉は、最後にカレーと混ぜると肉の食感が残って、美味しくなるよ。