「テッパチ!」主人公「国生宙」が志望した「普通科」とは
今日は、三ノ瀬れもんがフジテレビ「水曜日22時」に放送中の「テッパチ!」に出てくる自衛隊用語を紹介するから読んでみてね♪
ウチの今回の注目はこれ!
陸上自衛隊の自衛官候補生の教育が終了し、主人公「国生宙」は陸上自衛隊普通科に志望し、主人公とバディを組んでいた「馬場良成」も憧れている音楽科が狭き門であることから「国生宙」と同様に陸上自衛隊普通科に志望しました。本記事では、陸上自衛隊「普通科」について紹介します。
目次
陸上自衛隊「普通科」について
陸上自衛隊普通科は、地上戦闘の骨幹部隊として機動力、火力、近接戦闘能力を有して、作戦戦闘に重要な役割を果たす部隊です。軍隊における歩兵科と同等で、陸上自衛隊にとってもっとも基本となる部隊で人員も多くなっています。
通常の戦争では、陸軍が動員される場合は本格的な戦いとなり、航空機による爆撃や艦隊による艦砲射撃は、相手へのけん制や威嚇の意味合いが強いです。本格的な戦いというのは、相手国の都市や軍施設の占領には、航空機の爆撃や艦隊による艦砲射撃ではできず、陸軍の歩兵部隊や戦車部隊などが活躍します。
普通科が保有する主な戦闘力は、89式5.56mm小銃やミニミ軽機関銃などの小火器による直接照準火力、L16 81mm迫撃砲などの間接照準火力、中距離多目的誘導弾などの対戦車兵器による対機甲火力、そして普通科隊員による近接戦闘能力があります。その他、各種車両と歩兵を混成した部隊や空挺部隊、水陸両用部隊も普通科に所属しています。
普通科の最大規模の部隊は、普通科連隊であり標準的な戦術単位として運用されます。連隊長は、1等陸佐が当てられ、本部管理中隊や普通科中隊4~6個、重迫撃砲中隊、対戦車中隊で組み合わされて編成されます。
普通科連隊(軽)という組織もあり、普通科連隊よりもコンパクト化された部隊といえ、3個普通科中隊を基本とし、重迫撃砲中隊の編組はされません。連隊長は1等陸佐であるものの、1等陸佐の中で区分の低い1等陸佐が当てられます。陸上総隊直轄の中央即応連隊や水陸機動団の水陸機動連隊も普通科連隊(軽)に準じた編成です。
連隊よりも規模が小さい普通科大隊になると2等陸佐が部隊長となり、本部管理中隊と3個中隊の編成となります。
ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。
それでは、またお会いしましょう!
また次も紹介していくので読んでくれよぉ~