陸上自衛隊に新たな電子作戦隊が創設
今日は、三ノ瀬れもんが陸上自衛隊の活動を紹介するから読んでみてね♪
ウチの今回の注目はこれ!
陸上自衛隊の新たな部隊として「電子作戦隊」が創設されました。
目次
令和4年3月28日に電子作戦隊が発足
令和4年3月28日に、陸上自衛隊の新たな部隊「電子作戦隊」が発足しました。陸上総隊の傘下の部隊となり、ネットワーク電子戦システムを運用して電磁波の情報を収集することや、敵のレーダーの無力化などを行います。
本部は東京都練馬区にある朝霞駐屯地に置かれ、全国の駐屯地に配備される電子戦部隊の統括をする部隊です。発足にあたり、新編行事が朝霞駐屯地で行われ、中曽根防衛大臣政務官から初代電子作戦隊の隊長になる門田1等陸佐に隊旗が授与されました。
ネットワーク電子戦システムとは
ネットワーク電子戦システムとは、頭文字をとってNEWS(ニュース)といい、2つの役割があります。
自国側としては、電波の収集や分析を行うことで通信傍受することや、強い電波を使って敵国側の電波攻撃を防護することです。敵国側に向けては、強い電波を発信することで、通信制限や妨害、レーダーの無力化を行います。
以上の2つの役割によって作戦を有利に進めることにつながります。
従来のものであれば、敵国側に向けて電波妨害を行ったものが自国側の通信の障害になるなどの問題や、電波の収集や分析のシステムと妨害システムが個別に開発されたことで大型化していた問題がありました。しかしNEWSは、システムを統一し、また小型化させることで機動力の向上や、移動しながらの電波収集なども可能になりました。
現在の配備状況としては、東京の朝霞駐屯地、北海道の東千歳・留萌駐屯地と、熊本県の健軍(けんぐん)駐屯地、長崎県の相浦駐屯地、鹿児島県の奄美駐屯地、沖縄県の那覇駐屯地、知念分屯地に電子戦の専門部隊が配備されています。さらに令和5年度末までに、沖縄県の与那国島と長崎県の対馬にも配備する予定です。
2014年から続く、ロシアによるウクライナへの軍事介入において電波妨害や虚偽命令などを行う電子戦やサイバー戦の展開をしてきました。また中国も同様の能力を備えていることから、防衛省自衛隊が警戒感を強めたことで、今回の電子線部隊の発足や配備につながったとみられます。
ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。
それでは、またお会いしましょう!
また次も紹介していくので読んでくれよぉ~