P-1哨戒機のギャレーには電子レンジがついてる!?
「シロカ」が解凍が得意な電子レンジ、「SX-18D132」を2021年に発売しとるんじゃけど、海上自衛隊の飛行機にも電子レンジが装備されているらしいんよー
もし電子レンジがあるなら、ご飯を温めて美味しく食べられるね。
ここでは自衛隊の哨戒機と電子レンジについて説明していくよ。
目次
どうして電子レンジがあるの?
哨戒機での任務は長く、平均して8時間ほど。P-1哨戒機の航続距離は8000キロだから、相当な時間、空を飛べるんだ。
8時間も働いていたら、隊員もお腹が空いてしまうよね?
それで食事の利便性を図るため、電子レンジをつけたんだ。
もしかしたら、「しまゆき鶏皮みそ煮カレー」も食べられるかな?
でも、同じ哨戒機でも「P-3C」に電子レンジはなかった。理由は電子レンジを使うと計器に影響を及ぼしてしまう可能性があったから。
実は電子レンジからは微弱な電波が流れていて、それと計器が干渉しあって数値が狂ってしまうんだ。家で電子レンジを使っているときにスマートフォンのWi-Fiが切れた経験がある人もいるんじゃないかな。
ただし、それは操縦機器の仕組みを変えることで解決できたんだ。その手段が「フライバイライト」。いわゆる光ケーブルで電波の干渉を解決できたんよー
こうして飛行機でもチンする調理が可能になったんじゃ。
お弁当の種類は?
きっと海上自衛隊だから、お弁当も特別なんじゃないかと想像する人もいるよね?
でも、隊員の情報によると普通のお弁当さん屋のと一緒。弁当を買ってきて、私たちと同じように温めて食べるらしい。
ちなみに操縦士は2人いるんじゃけど、正操縦士と副操縦士とで別のお弁当を食べるんだ。なぜなら、梅雨時は特に食中毒が怖いから。
万が一、食べたお弁当に当たってしまっても、もう1人は別のお弁当だから、お腹を下す可能性が低くなる。それでわざと別の弁当にしているんだ。
これは民間旅客機のパイロットも同様で、こうした習慣は操縦士仲間では当たり前になっているよ。
P-1哨戒機は何をする飛行機なの?
簡単に言えば、敵の潜水艦を見つけるための飛行機。
赤外線などのレーダーを使って海中深くにいる潜水艦、場合によっては水上艦(空母や護衛艦など)も見つけるんだ。
専門的には「対潜哨戒機」といって、第二次世界大戦の頃に登場した航空兵器の1つ。主な役割は情報収集だよ。
それから、P-1哨戒機ではソノブイを設置したり、爆撃や魚雷も発射もできるよ。
ほかに護衛艦へレーダーで探知した情報を共有して、攻撃に備えるのも重要な役目。攻撃部隊と索敵部隊とで連携して敵を倒す戦術もあるんじゃ。
最後に開発の話をするよ。
P-1哨戒機は防衛省と川崎重工の共同開発だけど、レーダーは東芝が担当していたり、自己防御装置は三菱電機だったりと、いろんな企業が関わっているんだ。
つまり、日本の企業と防衛省がタッグを組んで製作した飛行機なんよー