北朝鮮による弾道ミサイルが発射されました(令和4年3月)

出典:海上自衛隊ホームページ 173「こんごう」
https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ddg/kongou/#173-8

今日も、三ノ瀬れもんが海上自衛隊の活動を紹介するから読んでみてね♪

ウチの今回の注目はこれ!

令和4年3月5日の午前8時47分頃に北朝鮮の弾道ミサイルが発射されました。また正常に飛翔しなかったとされていますが、3月16日の午前9時30分頃に発射未遂がありました。

令和4年3月5日の発射と16日の発射未遂

出典:海上自衛隊ホームページ 175「みょうこう」
https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ddg/kongou/#176-2

令和4年3月5日に北朝鮮西岸付近から1発の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の弾道ミサイルを東方向に向けて発射し、落下場所は北朝鮮東岸付近で日本海の排他的経済水域(EEZ)の外でした。

弾道ミサイルは、最高高度約550km程度で、約300km程度飛翔して落下しました。今回の発射は、北朝鮮が偵察衛星を開発し、その重要試験を行ったことを発表しています。しかし実際に発射されたのは大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の弾道ミサイルだったことが分析結果からわかったようです。

令和4年3月16日に北朝鮮による弾道ミサイルが発射された報道がありました。実際に情報などを分析して勘案すると、弾道ミサイルが正常に飛翔しなかったことが推定されています。

弾道ミサイルとは

弾道ミサイルはロケットエンジンによって発射されたあとに放物線軌道を描いて飛翔するものをいいます。

古くは第二次世界大戦中のナチスドイツが開発したV2ロケットが世界初の弾道ミサイルとされています。第二次世界大戦が終結し、ナチスドイツの技術が戦勝国であるアメリカやイギリス、ソ連が接収しました。弾道ミサイルは冷戦下においてアメリカやソ連で研究開発が進められます。

1962年にキューバ危機が発生します。ソ連が開発した中距離弾道ミサイルに核を搭載しキューバに配備しようとしました。アメリカとソ連の緊張感が高まり核戦争になるのではないかといわれる事態になります。しかし寸前のところでソ連がキューバから引いたことで核戦争の事態にはなりませんでした。

1970年代になると弾道ミサイルの技術は中小国にも拡散していくことになります。現在では多くの国々で弾道ミサイルを保有している中、北朝鮮だけでなく中国も弾道ミサイルの技術力を高めて開発を行っており、すでに中国からアメリカを攻撃する能力も備えています。

また核を搭載せず通常戦闘に使用できるように対艦ミサイルなどの技術力が高まっており、いわゆる「空母キラー」と呼ばれる超音速対艦巡行ミサイルなどがあります。アメリカ海軍の戦術として、航空母艦を中核とした空母打撃群による戦闘です。空母キラーはアメリカ海軍の戦術に対抗するための手立てといえるでしょう。

以上のように弾道ミサイルが大国や中小国が持つようになっている中、アメリカや日本の対抗策はミサイル防衛システムがあります。

ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。

それでは、またお会いしましょう!

また次も紹介していくので読んでくれよぉ~

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